ハト糞
街中を歩いていて、ちょいと一服しようかと思いおもむろに
タバコに火を付けたら、私の5センチくらい横に何かが落ちてきやがった。
何が落ちてきたのかと言うとハトの糞。
危ねェ、危うくハト糞の刑になる所だった。
タバコに火を通しながら、昔の厭な思い出が蘇った。
何かと言えば、まだ幼少のみぎり小学生の頃、
私が真新しい白い帽子を被って夏休み明けの学校に通う際に、
その帽子の真上にハトの糞が落ちてきたのだ。
その時私は気づかずそのまま登校。
そして、気づいたのは学校で帽子を脱いだ時。
何だか、誰にも気づかれたく無かったので、終始その帽子を手元に置いて、
その日を過ごし、帰りも帽子をカバンの中に入れて一日過ごした様な・・・
いや、その後自分で面白がって、友達に見せびらかして楽しんでたな、そう言えば。
ガッデム、ハト糞。
コニチワ、昔の思い出。
と思いながらタバコを一服しながら、上を見上げると更にハトが糞をしながら止まってた。