小説

恩田陸の「夜のピクニック」を読了。 ★★★★☆ 年1回の行事歩行祭が始まった。 歩行祭とはただただ、夜を通して歩きつくすと言うモノ。 その歩行祭を舞台にした、青春ストーリー。 (ネタバレ↓) これはほぼ映画で言う所のロードムビーと言って良いかも。 むさ…

ジェフリー・ディーヴァーの「ボーン・コレクター」を再読。 ★★★ で、読んだのだけど、それほど面白くない。 何かなぁ〜、シリアルキラーの書かれ方が浅いし、他組織との対立などもイマイチ話に絡まないし、他のキャラクタもあまり動いてない。 (って、まぁ…

サラ・ウォーターズの「荊の城」を読了。 ★★★★☆ 19世紀半ばのロンドン。17歳になる少女スウは、下町で掏摸を生業として暮らしていた。そんな彼女に顔見知りの詐欺師の通称「紳士」がある計画を持ちかける。 とある令嬢をたぶらかして結婚し、その財産をそっ…

ジェフリー・ディーヴァーの「魔術師 (イリュージョニスト)」を読了。 リンカーン・ライムシリーズの第5弾。 今回の敵は数々のイリュージョンを操る魔術師と言う連続殺人鬼。 ★★★★★ まさにイリュージョン。 「あ!」、「あ?」、「あ”」、と言う間に読ん…

ジェフリー・ディーヴァーの「石の猿」を読了。 サックス&ライムシリーズ第4弾。 今回の半身不随の元警部補ライムとアクティブな女性鑑識サックスの相手となるのは蛇頭であるゴーストと呼ばれる移民の不法斡旋者であり冷酷な殺人者。 今回もいつも通り、読…

宮部みゆき『天狗風 霊験お初捕り物控(二)』を読了 さて、長編2作目となったお初の捕り物控 本作は、神隠しとなった人を探す為にお初ちゃんが動き出します (ネタバレあり) もう、私的にキャラクタもかなり浸透してきて、話自体の展開もあれよあれよと飽…

宮部みゆきの「震える岩 霊験お初捕り物控え」を読了。 内容は普通の人には見えない一膳飯屋の娘お初が、奉行に命じられ優男の見習い与力右京の助と不思議な事件を調べていくお話。 本編での不思議な事件とは、死人が蘇ったと言う事件。 (少しネタバレあり…

宮部みゆき「かまいたち」を読了。 久々だ、久しぶりに宮部みゆきの本を読んだ。(たぶんブレイブストーリー以来かな) (ってもずっと積読にはあったのだけど・・) 本編は短編の連作集(かまいたち、師走の客、迷い鳩、騒ぐ刀) その内迷い鳩と騒ぐ刀は主…

アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を読了。 あまりにも有名な作品、だけど有名すぎてトリックとか知ってたらイヤなので今まで眼を通してなかったのだけど、ついに読んだ。 (以下、ネタバレ) で、読んでまぁ面白かったのだけどさ、 いくらな…

サラ・ウォーターズの「半身」ISBN:4488254020。 ★★★★ ストーリーは19世紀のイギリスが舞台。 婚期も行き遅れて自分の頭脳を活かす事の出来なかった陰気な女マーガレットはミルバング刑務所で女囚である不思議な女囚シライアと出会う。 ここからは結構ネタ…

ジル・マゴーンの「騙し絵の檻」を読了。 ストーリーは無実の罪で投獄された主人公が仮釈放となり、そして真犯人を見つけていくというモノ。 まずは構成がかなり見事。 過去と現在を行き来する構成のタイミングが素晴らしく凄く良く出来てるなと思える。 そ…